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外注管理の重要性

1.外注のメリット

 事業活動の中では、製造業に限らず、サービス業、建設業他「外注」を使う事が多いと思います。外注を使う理由は様々です。1つには、生産やサービス提供が当社だけでは追いつかない時・・お客様からの当社に対するオーダーがある以上、それに応える必要がありますが、当社だけでは生産が追い付かない、またはサービス提供がしきれないといった場合です。つまり、需要過多であり、ある意味うれしい悲鳴とも言えます。また、自社で作る、サービス提供するよりコストが安い。つまり、差益がとれるということです。

 

2.外部に資源を求める

その他、当社にオーダーがありながら、当社ではできないから外注に出すと言う事もあります。外注の便利な所は、必要がなくなれば、いつでもストップできるという点にあります。もちろんいつでもストップできるといっても、継続的に色々と仕事をお願いしている先には、代替の仕事をお願いするなど、もちろん一定の配慮が求められることになります。こういった外注は大変便利で有用な存在ですが、それはあくまで自社中心に考えた場合です。

 

3.自社ブランドへの期待

肝心なことは、どこに外注に出そうが、当社のお客様は、その製品やサービスは、当社のブランドの元に提供されていて、その信用力や信頼性に基づいて買っていただいているということです。つまり、自社ブランドで提供する製品やサービスはたとえ外注であっても、お客様は当社の製品やサービスの持つクオリティを期待しているのです。ですから、手が足りないとか、安いからとか、自社では出来ないからという理由で、ろくなチェックもせずに外注に出し、お客様から「御社の製品・サービスでありながら・・」といったクレームが発生することになると率直な所、信頼が一瞬にして崩れることもあるのです。

 

4.外注管理の形骸化

この点は、長年の外注先との関係に安心して、「スキ」を作っているケースが多々あります。①製品やサービスを受け入れた時点でちゃんとやっているので大丈夫と考えるケース・・受入検査は全数できていますか?その後もちゃんとピンポイントでチェックしているでしょうか?②外注を使っても結果クレームにつながっていないのでOKと考えるケース・・確かに結果オーライではあります。

 

5.外注リスク管理の欠如

但し、クレームにならなくても客離れをおこしているケースもあります。また、これまでは運よくクレームにつながっていなくても「外注先の製造やサービスのプロセスやシステムに欠陥」があり気づかないままでいれば、今後大きなリスクを背負うことになります。「外注業者」に管理の程度にはピンからキリまであるといえます。外注業者の力量をちゃんと評価してお墨付きを与えずして、安易に外注してしまうのは大変危険なことであり、リスク管理が欠如しているといっても過言ではありません。

 

6.外注をきちんと管理する

外注業者を実績やこれまでの関係から冷めた目で評価せずに経験則とこれまでの関係を重視し、継続して外注している会社を多く目にする中で、金属加工組立を行っているA社では大変いい事例を目の当たりにしました。A社は主に外注の大手金属加工業者から父ちゃん母ちゃんでやっている町工場まで様々な加工部品メーカーに部品を外注して、それらを組み立て加工して製品として提供しています。その会社が外注先に「品質監査」と称して、実際に外注工場に出向いて、その管理の現場・現物・現実を確認することにしたのです。「実際に行ってみると違いがわかるでしょう?」と言ったならば、嬉々として「そうなんですよ!実際に現場を見てみるとその違いに愕然とさせられました。・・」と担当者は話すのでした。

 

7.信頼を崩さない

お客様は、外注がどこであろうと、提供した製品やサービスは当社のブランドにおいて提供されているとの意識を持っています。ですから、一式であれ、部分や部品を外注に出すとしても、その外注業者の管理のレベルを評価して、当社の「外注管理」の程度をきめていかないと当社の信頼はあっと言う間に吹き飛んでしますこともあります。お客様にとっては「外注」も当社の内なのです。